「18歳から24歳までのあいだに追いつく。」
この話をしているとき、夫がいちばん確かめたがったのはそこのところだった。
「最終的には、男女差はなくなるの。
女の子はいつまでも優越感に浸ることはできないのよ」もちろん個人差は大きく、なかには女の子より早熟な男の子もいるし、先のことを心配する子もいる。
だが政策に反映させるとなると、大切なのは全体的な傾向だ。
あくまで集団としての子どもたちに目を向けなければならない。
もちろん成熟にはほかの条件もかかわっている。
親のしつけ、環境、気質など。
Cが言うように「どれかひとつの要因だけでCは、何も推測できない」のである。
それでもCは、さまざまな要因と並んで、脳のなかで起こる生物学的なプロセスが成熟度の変化に決定的にかかわっていると確信している。
神経科学の分野で最近明らかになっている事実も、心強い援軍だ。
新しい脳科学は、私たちが得た結果を裏づけてくれる。
同じことを、生物学的な角度から見ているの。
T大学のD・Kは、正常なティーンエイジャーの認知発達を扱った科学論文を集めて読みなおしてみた。
その結果、真っ向から対立する考えかたはあるものの、「前思春期と思っているなんて、すごいことだと思うわ」。
分野に関係なく新しい研究が、暴力行為をしでかしたティーンエイジャーを成人とみなすか、未成年者として扱うのかという悩ましい判断に影響を与えるようになればいい。
Cは、刑務所に入っている若者を長いあいだ研究してきただけに、そう断言してはばからない。
思春期の子は適切な判断力がないとは誰も思わないが、ティーンエイジャーとおとなでは、脳の発達や意思決定などさまざまな面でかなり異なっていることは、数々の研究で確認されている。
「少年裁判所が設置されたのも、それなりの理由があったのよ」とCは言った。
人間の成長過程は恐ろしく複雑だが、脳の発達など基本的な生態は、思春期の全体像をとらえるうえで欠かせない。
そう考えるSは、次のように語る。
「結果を見越す能力は、どの段階で身につくのか?子どもが成長していくと、おとなとまったく区別がつかなくなる時点を迎える。
それより年齢が下になればなるほど、おとなとの差異がはっきりする。
このあいだに発達曲線が描けることはまちがいない。
後先考えないで失敗した経験をくりかえしながら、先を見越して行動する重要性を理解する。
いっぽう脳のほうも発達して、先のことを考えられるだけの処理能力を獲得する。
同じ値段のピックアップトラックと比べてみても、こちらのピックアップトラックほうが優良であると感じています。